1年近く経ちますが、未だにカズキが現れないという事実が受け入れられません。 ――隣に住む大学生のテツヤは、私の沈んだ顔を見るたびに電話をかけてきます。 - しかし、この日は違いました。 ――「美鈴さん、好きです…」彼は私を押し倒しました。久しぶりに肌に温もりを感じ、胸の中で叫びを隠せなかった。