七郎が二十歳のとき、四郎が生まれた。ナナオは周囲の反対を押し切り、女手一つでハクを育てた。 - 年齢も近いため、親子というよりは友達のような関係です。 ――士郎も成長し、大学生活も落ち着いた頃、士郎は奈々生を温泉に誘った。旅行中もいつもと同じ気分の七緒だが、士郎に告白したい気持ちが…。