暑い夏の日、セミの鳴き声が去来します。 ――マンションに引っ越してきた太郎の隣に住む美人妻、朱里とエレベーターで出会ったが、エレベーターが突然止まった。 ——汗だくの二人は携帯電話に電話しても繋がらず、非常ボタンを押しても閉じ込められて応答がなかった。 - 脱水意識の中で、太郎は汗をかき、美也の汗で湿ってくれと懇願した。