目の前に現れたのは、初恋の人・美春と、彼女のたった二人の娘。 ――彼女は親友の美春に想いを伝えられずに亡くなってしまった。 ――時が経っても恋心は忘れられず、冴えないおっさんになってしまった。・寂しがり屋の私の前にマーチが現れ、心を乱す… ・彼女がマーチを好きになったのは、初恋の頃の自分に似ていたからではない。