数週間後、息子のヒロシさんに待望の第一子が誕生した。 - ある日、寛が妻の順子と初孫の卓也を連れて薫の家にやって来た。・薫は拓也の一挙手一投足を「目に入れたら痛くない?」と見下ろし続けた ・しかし翌日、拓也は順子に連れられて実家に連れて行かれた。 ――仕事の都合で一人で萩家に残った博は、妊娠中の禁欲のせいか、それとも父親になるプレッシャーからか、薫を甘やかすようになった。